平成24年度事業報告書 ◇ 総務部関係事項 T 事務局組織 総務・業務・裁定の3部制、人員は男子2名、女子1名計3名。 U 理事会 ○ 平成24年5月17日開催。 議事内容は次のとおり。 1.日本綿花協会・第76回通常総会開催の件 : 承認 第76回通常総会開催を「5月28日(月)午前10時半、綿花会館・大会議室」とする。 2.第76回通常総会に諮るべき書類の件 : 承認 (1) 平成23年度事業報告書および収支決算案 (2) 平成24年度事業計画書および収支予算案 3.役員任期満了に伴う新役員内定の件:総会で次のとおり選任を諮ることで承認 理事:豊島半七、山岡健一、武田忠治、角田隆明、島田誠次郎、柳川勝彦、長田峯雄、 大室良磨の各氏(以上重任) 橋克紀、福家雅彦の両氏(以上新任) 監事:杉野友紀氏(重任)、福枡 浩氏(新任) 4.理事長、専務理事総会後の選定の件 理事長:橋克紀氏 専務理事:山岡健一氏選定の件 : 承認 5.一般社団法人への移行認可申請に関する件 : 承認 6.新法人(一般社団移行)定款変更(案)並びに代表理事内定の件 : 承認 ○ 平成24年10月19日開催 議事内容は次の通り 1.平成24年11月7日臨時総会開催の件 : 承認 2.議案:一般社団法人移行認可条件のための定款の修正(案)の件 : 承認 V 第76回通常総会 ○ 平成24年5月28日開催。 議事内容は次のとおり。 第1号議案 平成23年度事業報告書・計算書書類・財産目録承認の件 : 承認 第2号議案 平成24年度事業計画書・収支予算書承認の件 : 承認 第3号議案 役員任期満了に伴う選任の件:5月17日の理事会の原案どおり承認 第4号議案 一般社団法人への移行認可申請に関する件 : 承認 第5号議案 新法人定款変更(案)並びに代表理事に山岡理事選任の件 : 承認 ○ 平成24年11月7日臨時総会開催 一般社団法人移行認可に伴う定款修正(案)の件 : 承認 W 社団法人の法定手続 1.登記事項 ○ 理事の就任 (1)平成24年5月28日の総会での理事選任を受け、24年6月7日登記完了 2.所管官庁への報告および届出並びに内閣府よりの一般社団法人移行認可 ○ 経済産業大臣宛報告書の提出 平成24年6月14日、平成23年度事業報告書・貸借対照表・収支決算書等、 平成24年度事業計画書・収支予算書、および理事変更登記完了届を提出。 ○ 内閣府公益認定等委員会より移行認可書の交付 平成25年3月21日一般社団法人への移行認可書交付受け、登記手続き開始。 X 各種委員会委員(期末現在) ○ 受渡委員会 加茂清司(東棉) 渡辺雅之(伊藤忠) 林 照幸(山忠) 平林和成(豊島) ○ チャージ委員会 加茂清司(東棉) 渡辺雅之(伊藤忠) 平林和成(豊島) ○ コントラクト委員会 渡辺雅之(伊藤忠) 高倉一美(東棉) 渡辺雄次(豊島) ○ 長繊維綿委員会 渡辺雅之(伊藤忠) 高倉一美(東棉) 武田忠治(山忠) 渡辺雄次(豊島) ○ 非紡績用原綿部会 杉野政由(大興) 杉野友紀(杉野) 廣田喜一郎(山一) Y 会員の異動 (退会) 平成25年1月31日 株式会社 商船三井(賛助会員) (入会) 平成25年2月1日 ワイサックコットンエージェンシー 代表者 櫻井義久氏(賛助U号会員) 期末現在会員数(前期末比) : 合計29社 (±0) 内訳:正会員 12社 (+0) 準会員 3社 (±0) 賛助会員 8社 (−1) 賛助U会員 6社 (±1) 尚(株)中山喜代春商会殿が(株)末永山彦商会(賛助U号会員)殿の事業を 継承されましたので、新名義で会員変更登録されております。 Z 平成25年繊維団体新年名刺交換会 平成25年1月4日、帝国ホテル大阪において開催。 主当番団体:日本紡績協会、 副当番団体:日本羊毛紡績会 [ その他 1.平成24年7月に公益認定等委員会へ一般社団法人への移行認可の申請を行う。 2.平成24年10月に公益認定等委員会の認可基準に適合の答申受ける。 ◇ 業務部関係事項 T 国際機関および国際会議 1. ICAC(国際綿花諮問委員会) 2012年10月7日から11日までの5日間、「綿花のバリューチェーンにおけるサステナビリティ―の形成」をメインテーマとし、インターラーケン(スイス)において第71回年次総会を開催。 業界代表として、山岡 健一(日本綿花協会・専務理事)、須賀 治(クラボウ梶E繊維事業部 営業統括部長)の両氏が出席した。 主要議題は(1)綿花バリューチェーンにおけるコスト削減、(2)繊維需要における長期的課題、(3)綿花バリューチェーンにおける関係者の責任、ならびに(4)契約神聖とサステナビリティ―。 なお、開会式に先立ち、第1回公開討議では、綿花のバリューチェーンにおけるサステナビリティ―の形成が議題に含まれ、サステナビリティ―をめぐるディスカッションが行われた後、わが国を含め、意見交換が行われた。 2. CICCA(国際綿花協会協力委員会) 2012年11月2日、香港において年次総会を開催。 山岡 健一氏(日本綿花協会・専務理事)がICA(国際綿花協会)年次会議に先立ち、出席。 主要議題は(1)収支決算/予算案、(2)裁定判定不履行リスト、および(3)CICCAの機能強化。 (1)については、2011/12年度決算と2012/13年度の予算案を承認。年会費は前年どおり1協会当たり£750。 (2)については、ICAより、「BIT−ビジネス情報チーム」は、裁定判定不履行者関連の企業を特定し、それに応じてCICCAメンバーに忠告するべく、設置されたことが報告された。 U 委員会関係 1.受渡委員会 〇 台風及び地震による綿花被害の有無の件 2012年10月1日:神戸、名古屋両港の幹事倉庫より、台風17号通過による倉庫保管綿花等への影響につき「異常なし」との報告。 〇 港湾防災対策の件 港湾・倉庫における綿花取扱上の安全対策、特に台風シーズン中の災害防止対策には万全の注意を払うよう日本綿花荷捌協議会に申し入れた。 2.チャージ委員会 〇 輸入諸掛かりの件 窓口商社が2012年11月1日以降入港船に適用する Sliding Charge について、日本紡績協会会員紡績と合意。関係商社に通知。 3.その他委員会 〇 コントラクト/長繊維綿/非紡績原綿部会の各委員会は本年度開催なし。 V 倉庫/港湾関係 〇 綿花倉庫の新規指定、解除はともになし。 〇 各港綿花倉庫から荷捌綿花・CY通関綿花の輸入実績明細を収集し、わが国綿花輸入統計の基礎資料とした。 W 計量自治管理委員会 〇 計量法に基づき、各港計量士による「綿花ハカリ/基準器の定期検査」を実施。 〇 計量法に基づき、綿花ハカリ管理状況に関する「適正計量管理事業所報告書」を兵庫県/愛知県の各計量検査所(知事宛)に提出。 〇 昨今の荷捌綿花の通関実績の激減に伴い、会員分担金(綿花ハカリの使用頻度に応じて自治管理委員会運営費を分担)の徴収を廃止。 X 政府その他海外関係団体に対する報告 〇 経済産業省繊維課よりの照会の都度、世界綿花情勢、わが国の綿花輸入/通関価格等の動向と見通しを報告。 〇 ICACにわが国の月別綿花輸入動向を報告。 Y 関係者との諸会合 〇 特記事項なし。 Z 海外ミッション派遣および海外行事参加 〇 ACSA(オーストラリア綿花輸出業者協会)主催「Australian Cotton Conference」が2012年8月14〜16の3日間、ゴールドコーストで開催され、林 照幸(山忠棉業梶j、中島 大輔(豊島梶j、小林 洋(日本綿花協会)の3氏が参加。 〇 CCI(国際綿花評議会)/Cotton Inc.共催「Sourcing USA Cotton Summit」が11月13〜15の3日間、ロサンゼルス郊外で開催され、わが国から綿/紡協より数十名が参加。 〇 Cotton International誌主催「Cotton International Global Summit」が3月20〜22の3日間、シンガポールで開催され、わが国から山岡 健一氏(日本綿花協会・専務理事)が特別参加。 [ 調査、情報関係 1.内外綿花事情および需給状況の調査、資料整備、見通し等を行い、当協会会員、行政当局、 関係業界、ならびに報道関係機関などからの諮問、依頼に応じた。 2.資料の発行は次のとおり。 (1) 綿花週報(49回) (2) 2012年版英文綿花統計年鑑 \ 裁定局関係 ◎ 業務に関する事項 1.綿花の品質裁定および抗告 1) 裁 定 当期における裁定申請は前期に引き続き皆無。これは綿花輸入量の減少傾向が続く中で、荷捌綿花取扱いの減少、その一方でdoor to door 取扱いの増加、HVI検品の普及などによるものであるが、併せてわが国の綿花輸入で比較的品質安定の米綿、オーストラリア綿およびブラジル綿の3綿種の寡占化が進んでいることも影響している。ただ、格付申請は予想外に好調で、格付けを含めた裁定料金の決算額は5.9万円と、当初予算案比97%増。 2) 抗 告 近年の裁定申請の皆無により、予算は計上見送り。 2.綿花の格付および機械検査 1) 格 付 国内綿花輸入業者より、綿花の品質について格付申請10件(249俵)を受理、スタンダード・ボックスと照合のうえ、格付証明書を発行した。検査見本はギリシャ綿、米綿およびメキシコ綿。 2) 機械検査 マイクロネア検査は、国内綿花輸入業者より11件(511俵)の申請があり、そのすべてを測定、検査報告書を発行した。 結局、決算額は5.7万円と、当初予算案比185%増。検査見本はギリシャ綿、米綿およびメキシコ綿。 3.綿花品質に関する調査研究 1) 米国農務省作製の米綿スタンダード・ボックスを入手、品質につき検討した。 2) 海外関係機関と綿花の値鞘に関する資料交換を行った。 3) わが国における綿花の値鞘表を毎月2回発行、これを国内綿花業者および海外関係機関に配布した。 ◎ 会議に関する事項 1.裁定局委員会 ○ 平成24年5月17日 ・ 一般社団法人への移行申請の件、報告。 ・ 市川理事長および中川専務理事退任、報告 ・ 後任に橋理事長および山岡専務理事就任、報告 2.各委員の交代 ○ 平成25年3月8日 値鞘査定委員1名交代の件 新:深澤 利昌 氏 (日清紡テキスタイル梶j 旧:筒井 保広 氏 ( 〃 ) 3.委 員 会 値鞘委員会 24回開催(毎月第2・第4水曜日) 4.値鞘査定委員・裁定員 当協会・値鞘査定委員、常任裁定員、非常任裁定員のメンバーは次のとおり。 (平成25年3月31日現在) 値 鞘 査 定 委 員 日 本 紡 績 協 会 日 本 綿 花 協 会 深澤 利昌 (日清紡テキスタイル梶j 則包 親良 (東洋棉花梶j 川頭 義人 (倉敷紡績梶j 渡辺 雄次 (豊 島梶j 小出 三樹 (シキボウ梶j 林 照幸 (山忠棉業梶j 佐野 浩幸 (ユニチカトレーディング梶j 渡辺 雅之 (伊藤忠商事梶j 伊藤 清隆 (東洋紡績梶j 非 常 任 裁 定 員 日 本 紡 績 協 会 日 本 綿 花 協 会 川頭 義人 (倉敷紡績梶j 則包 親良 (東洋棉花梶j 小出 三樹 (シキボウ梶j 渡辺 雄次 (豊 島梶j 佐野 浩幸 (ユニチカトレーディング梶j 林 照幸 (山忠棉業梶j 藤江 哲 (元日本綿花裁定協会) |
業 務 統 計 表 2012年4月1日〜2013年3月31日 |
裁 定 | 抗 告 | |||||
国 別 | 申請俵数 | 検品俵数 | 残 | 申請俵数 | 検品俵数 | 残 |
日 本 | - | - | - | - | - | - |
海 外 | - | - | - | - | - | - |
合 計 | - | - | - | - | - | - |
マイクロネア検査 | 格 付 | |||||
国 別 | 申請俵数 | 検査俵数 | 残 | 申請俵数 | 検品俵数 | 残 |
日 本 | 511 | 511 | - | 249 | 249 | - |
海 外 | - | - | - | - | - | - |
合 計 | 511 | 511 | - | 249 | 249 | - |
] その他 〇 綿花需給に関する統計/資料を定期的に作成し、会員/紡績等の関係先に配付。 ・輸入/消費/在庫統計・通関(数量/金額)統計・船社別綿花輸入統計 〇 神戸市港湾整備局「神戸港大観:輸入綿花産地別入出庫状況調査」に三井倉庫の協力を得て回答。 〇 経済産業省繊維課、報道/調査機関、ATO(米農務省・農産物貿易大阪事務所)など内外諸団体および個人からの「綿花事情、輸入状況などに関する照会」に回答。 〇 当会「インターネット・ホームページ」に綿花輸入統計を掲載。 |
平成24年度正味財産増減計算書 | 財産目録(平成25年3月31日現在) | |
貸借対照表(平成25年3月31日現在) | ||
平成24年度決算報告ページ |