１．当法人の現況に関する事項

（１）　事業の経過及びその成果

事業別	予算額	決算額	達成率
出版事業	2,382,000円	2,434,723円	102.2％
裁定事業	50,000円	66,100円	132.2％
その他事業	6,310,000円	7,573,256円	120.0％
法人会計事業	2,838,000円	3,067,056円	108.1％

（２）　資金調達等の状況

　　　①　資金調達並びに設備投資　　　　　　　　　　特になし

（３）　直前３事業年度の財産及び損益の状況

区　分	平成２２年度（綿花・裁定協会合算）	平成２３年度（綿花・裁定協会合算）	平成２４年度（綿花・裁定協会合併）	平成２５年度
経常収益	16,014,044円	14,217,179円	12,377,864円	13,141,135円
当期経常増減額	1,561,344円	△ 560,638円	△ 5,908,783円	△ 6,196,772円
正味財産期末残高	66,259,243円	65,698,605円	59,789,822円	53,593,050円

（４）　主な事業内容

事　業	主要な事業の内容
出版事業	内外綿花事情および需給状況の調査、資料整備、見通し等を行い、綿花需給に関する統計／資料を定期的に作成し、会員／紡績等の関係先に配付。尚　発行資料は次のとおり。（主として継続事業（１）の対象事業）　A　綿花週報(４９回) 　B　２０１３年版英文綿花統計年鑑　C　輸入・消費・在庫統計/通関(数量・金額)統計/船社別綿花輸入統計
裁定事業	①　綿花の品質裁定および抗告（主として継続事業（２）の対象事業） A　裁　　定当期における裁定申請は前期に引き続き皆無。 B　抗　　告近年の裁定申請の皆無により、予算は計上見送り。 ②　綿花の格付および機械検査 A　格　　付国内綿花輸入業者より、綿花の品質について格付申請５件（１５１俵）を受理、スタンダード・ボックスと照合のうえ、格付証明書を発行した。結局、決算額は４.０万円と、当初予算案比60％増。検査見本はギリシャ綿、ブラジル綿およびメキシコ綿。 B　機械検査マイクロネア検査は、国内綿花輸入業者より１０件（１４７俵）の申請があり、そのすべてを測定、検査報告書を発行した。結局、決算額は２.６万円と、当初予算案比４％増。検査見本はオーストラリア綿、ギリシャ綿、米綿およびブラジル綿。 ③　綿花品質に関する調査研究 A　米国農務省作製の米綿スタンダード・ボックスを入手、品質につき検討した。 B　海外関係機関と綿花の値鞘に関する資料交換を行った。 C　わが国における綿花の値鞘表を毎月２回発行、これを国内綿花業者および海外関係機関に配布した。
その他事業	＜海　外＞ ①　ＩＣＡＣ(国際綿花諮問委員会) ２０１３年９月２９日から１０月４日までの６日間、｢綿花のバリューチェーンが直面する喫緊の課題｣をメインテーマとし、カルタヘナ（コロンビア）において第７２回年次総会を開催。業界代表として、山岡　健一（日本綿花協会・代表理事）、十六原　隆（日本紡績協会・次長）の両氏が出席した。なお、開会式を了した後、第１回公開討議では、「繊維間競合」が議題に含まれ、種々のパネルディスカッションが行われた結果、市場で成功する綿花の長期能力に影響を与えている懸念の三つの領域、すなわち、(1)価格変動性、(2) 不透明な品質管理、および(3)市場占有率の低下―が確認された。 ②　ＩＣＡ（国際綿花協会）およびＣＩＣＣＡ(国際綿花協会協力委員会) ２０１３年１０月２４～２５日、リバプールにおいて年次総会を開催。山岡　健一氏（日本綿花協会・代表理事）が出席。主要議題は（1）昨年の香港総会での報告書の承認、（2）収支決算／予算案、（3）ＣＩＣＣＡデフォルト・リスト、および（4）ＣＩＣＣＡの機能強化。（2）については、2012/13年度決算と2013/14年度の予算案を承認。年会費は前年どおり１協会当たり￡500。 ③　海外ミッション派遣および海外行事参加 A. China Cotton Association(中国綿花協会)主催による「中国国際綿花会議」が２０１３年６月６～７の２日間、山東省青島で開催され、ＣＣＡの招待により、山岡　健一氏（日本綿花協会・代表理事）が出席。 B. ＵＳＤＡ(米農務省)／ＣＣＩ（国際綿花評議会）／Cotton Inc.共催の「第２９回万国綿花標準会議」」が２０１３年６月１９～２１の３日間、米国ノースカロライナ州ローリー市で開催され、林照幸氏（山忠棉業㈱）が紡協代表、廣本伸氏（クラボウ㈱）とともに出席し、スタンダード・ボックスの承認作業に参加。 C. ＣＣＩ（国際綿花評議会）主催による「Cotton USA Orientation Tour-2013」が２０１３年９月２２～２９の８日間、米国各地で開催され、瀧本庄弥（豊島㈱）、大岩賢太（東洋棉花㈱）の両氏が、紡協代表、山本公彦氏（フジボウテキスタイル㈱）とともに参加。＜国　内＞ ④　各種委員会委員(期末現在) ○　受渡委員会　　　加茂清司（東棉）　　渡辺雅之（伊藤忠）　　林　照幸（山忠）　　　平林和成（豊島） ○　チャージ委員会　　　加茂清司（東棉）　　渡辺雅之（伊藤忠）　　平林和成（豊島） ○　コントラクト委員会　　　渡辺雅之（伊藤忠）　高倉一美（東棉）　　　渡辺雄次（豊島） ○　長繊維綿委員会　　　渡辺雅之（伊藤忠）　高倉一美（東棉）　　　武田忠治（山忠) 　　　渡辺雄次（豊島） ○　非紡績用原綿部会　　　杉野政由（大興)　　　杉野友紀（杉野) ○　値鞘委員会　　　則包親良（東棉)　　　　渡辺雄次（豊島) 　　　　林　照幸（山忠) 　　　渡辺雅之 (伊藤忠）　小出三樹(シキボウ)　　伊藤清隆 (東洋紡) 　　　佐野浩幸 (ユニチカ) 　深澤利昌(日清紡) 　　　廣本　伸 (クラボウ) ⑤　委員会関係活動 A　受渡委員会 (1)台風及び地震による綿花被害の有無の件２０１３年１０月１６日：神戸、名古屋両港の幹事倉庫より、台風２６号通過による倉庫保管綿花等への影響につき「異常なし」との連絡あり。 (2)港湾防災対策の件港湾・倉庫における綿花取扱上の安全対策、特に台風シーズン中の災害防止対策には万全の注意を払うよう日本綿花荷捌協議会に申し入れた。 B　チャージ委員会輸入諸掛かりの件窓口商社が２０１３年１１月1日以降入港船に適用する Sliding Charge について、日本紡績協会会員紡績と合意。関係商社に通知。 C　その他委員会コントラクト／長繊維綿／非紡績用原綿部会の各委員会は本年度開催なし。 D　値鞘委員会　　年２４回開催(毎月第２・第４水曜日) E　計量自治管理委員会 a 計量法に基づき、各港計量士による「綿花ハカリ／基準器の定期検査」を実施。 b　計量法に基づき、綿花ハカリ管理状況に関する「適正計量管理事業所報告書」を兵庫県/愛知県の各計量検査所（知事宛）に提出。 ⑥　倉庫／港湾関係 A　綿花倉庫の新規指定、解除はともになし。 B　神戸市港湾整備局「神戸港大観：輸入綿花産地別入出庫状況調査」に三井倉庫の協力を得て回答。又、各港綿花倉庫から荷捌綿花・ＣＹ通関綿花の輸入実績明細を収集し、わが国綿花輸入統計の基礎資料とした。＜その他＞ A　経済産業省繊維課、各種メディア／調査機関、ＡＴＯ（米農務省・農産物貿易大阪務所）など内外諸団体および個人からの「綿花事情、輸入状況など世界綿花情勢、わが国の綿花輸入／通関価格等の動向と見通しに関する照会」に回答。特に、当会よりの提供データ等がＴＢＳテレビ番組「はなまるマーケット」、テレビ東京番組「未来世紀ジパング」で使用された。 B　ＩＣＡＣおよび Cotlook Limited社にわが国の月別綿花輸入動向を報告。 C　当会「インターネット・ホームページ」に綿花輸入統計を掲載。 D　Cotton International誌への執筆。

（５）　従たる事務所の状況　　　　　　　　　　　特になし

（６）　主要な借入先及び借入額　　　　　　　　特になし

（７）　重要な契約に関する事項　　　　　　　　特になし

（８）　会員に関する事項

種　　　類	前年度末	当年度末	増　　減
正　会　員	１２社	１２社	－
準　会　員	３社	３社	－
賛　助　会　員	８社	８社	－
賛助Ⅱ号会員	６社	６社	－
合　　　計	２９社	２９社	－

会員の異動はなし

（９）　職員に関する事項
　　　　事務局長１名、事務職２名、合計３名

（１０）　役員会等に関する事項

　①　理事会:平成２５年５月１５日開催。議事内容は次のとおり承認済み。
　A　日本綿花協会・第７７回通常総会開催の件　
　第７７回通常総会開催を「５月３０日(月)午前１０時半、綿花会館・大会議室」とする。

　B　第７７回通常総会に諮るべき書類の件

　C　一部理事辞任に伴う後任内定の件

　D　総会後の会長に：髙橋克紀氏　代表理事：山岡健一氏選定の件

　②　第７７回通常総会:平成２５年５月３０日開催。議事内容は次のとおり承認済み。
　　　　第１号議案　平成２４年度事業報告書・計算書書類・財産目録承認の件
　　　　第２号議案　平成２５年度事業計画書・収支予算書承認の件　
　　　　第３号議案　一部理事辞任に伴う後任選任の件

（１１）　許可、認可、承認等に関する事項

　①　一般社団法人の法定手続
　A　登記事項
　　　一部理事の就任
　　　平成２５年５月３０日の総会での理事辞任の後任選任を受け、２５年６月７日登記完了

　②　所管官庁への報告および届出並びに内閣府よりの一般社団法人移行認可登記
　A　平成２５年６月１４日、平成２４年度事業報告書・貸借対照表・収支決算書等、
　　　経済産業大臣宛報告書の提出

　B　認定等委員会より移行認可書の交付を受け平成２５年４月６日移行登記済

（１２）　株式を保有している場合の概要

　①出資先：株式会社綿花会館、②株数：１,２１８株、③総数に対する保有割合：８.７％
　④所有目的：当会が自ら使用する事務所等を確保するために保有する株式
　⑤役員等の関係：当会の代表理事が、出資先会社の代表取締役にまた理事の３名が
　　　非常勤取締役に就任

（１３）　対処すべき課題　　　　　　　　　　特になし　　

２．役員等に関する事項

（１）　理事

　（平成２６年３月３１日現在）

役職名	氏　名	任　期	勤務形態	報酬（年）	他法人の役職状況等
会　　長	髙橋　克紀	平成26年5月30日	非常勤	無し	豊田通商　元副会長
代表理事	山岡　健一	〃	常　勤	360万円	綿花会館　代表取締役
理　　事	豊島　半七	〃	非常勤	無し	豊島　代表取締役社長
〃	福家　雅彦	〃	〃	〃	東洋棉花　代表取締役社長
〃	武田　忠治	〃	〃	〃	山忠棉業　代表取締役社長
〃	角田　隆明	〃	〃	〃	スミテック・インター執行役員
〃	島田　誠次郎	〃	〃	〃	山一　代表取締役会長
〃	山口　　徹	〃	〃	〃	三菱商事　機能繊維部長
〃	小倉　弘二	〃	〃	〃	双日　繊維事業部長
〃	大室　良磨	〃	〃	〃	伊藤忠　繊維原料課長

（注）　一部理事辞任に伴う新理事選任の件

　　　　辞任：長田峯雄氏、柳川勝彦氏　　就任：小倉弘二氏、山口徹氏

役職名	氏　名	任　期	勤務形態	報酬（年）	他法人の役職状況等
監　事	杉野　友紀	平成26年5月30日	非常勤	無し	杉野商店　代表取締役社長
〃	福枡　　浩	〃	〃	〃	日本綿業振興会　事務局長

（１）　平成２６年繊維団体新年名刺交換会
　　　　平成２６年１月６日、帝国ホテル大阪において開催。
　　　　主当番団体：日本化学繊維協会、　副当番団体：日本紡績協会

（２）　事業報告附属明細書は、報告の内容を補足する重要な事項がないため、
　　　　作成していません。

平成２５年度正味財産増減計算書		財産目録（平成２６年３月３１日現在）
貸借対照表（平成２６年３月３１日現在）
平成２５年度決算報告ページ